國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

ロック

the best selection of first moritaka 1987-1993

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なんかロックってさ、BGM付きで歌詞を説明してるみたいな感じがしちゃうんだよな。
いまのおれにとっては。
だから新しい音楽でもロックってことになると興味が沸かない。どっか他人事。
もうおれには歌詞は足りてるんだと思う。充分。
特にロックって括りになっちゃうとね。
ロック、そしてその歌詞との蜜月はおれにはもうとうに済んだことなんだ。きっと。
昔は歌詞カードがついてないとヤで、それで日本盤を買うようにしてたりもして、
歌詞ってのは一等重要だった。
音楽から得るもの、そのグルーヴはおれには必要だったはずだし、
十二分に感得はしていたけれど、それでも「歌詞」をとにかく意識していた。
音楽にノッテる分にはともかく、いざ考える段になると歌詞がどうしたって中心で、
それと付随するミュージシャンのエピソードとか発言とかさ、なんかそういうのんで頭でっかちになってた。
けど自分の求めてるものがそもそもそれだけじゃないってことに気づいてなかった。
歌詞というか、ことばだけじゃないっていうか。