國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

映画鑑賞

ゆうべは夕方から「世界大戦争」「ジャングル・フィーバー」を観て、夜10時過ぎには寝た。
「世界〜」は先日の「映像の世紀」で核戦争の事やってて、あらためて、
そうか、昔はもっともっと核戦争ってのに実感があったんだよなあ、と思い、そのついで。
そして映画はヴェリー・バッド・エンディングなのであった。
よくあんなんあり、というかハッピー・エンディングとか希望を持たせるとかじゃなくて
OKなのにちょっとおどろき。昔は豪快、っつうか、マジだったのか、世の中が。
映画会社の幹部も。61年の映画だしね。
(あとまあ特撮を見せるには平和なまんまじゃ、見せ場ないしな。)
(あ。わかった。「渚にて」〔60年2月日本公開〕のパクリなんだ。これ。そっか。)
コチラ〔日がわり日記帖〕の2003/11/26にある感想がプロデューサーの志向などに
ついて書いてあり、おもしろい。参照推奨。)
なんだっけ、あとこの前観たなんかおなしような日本映画の
パニック・シーンがもろ、太平洋戦争時の空襲そのままの雰囲気だったりもしたのでした。
ほんで「ジャングル〜」の方は実は「モ'・ベター・ブルース」を借りるつもりが間違えたのでした。
「モ'〜」の中のセリフがなんかの曲でサンプリングされてて、それで前から気になってたのだ。
(わかった。ザ・ルーツの"Things Fall Apart"だ。コチラを参照。冒頭部分。)
(ちなみに先日話題にしたB・レイノルズもM・ケインも御目当ての映画は置いてなかった。)
でも「ジャングル〜」はこの前、サミュエル・L・ジャクソン
アクターズ・スタジオ・インタヴューで採り上げられてちょっと観たいと
その時思ったので、それはそれでよかった。
さて。スパイク・リーの映画って、もしかしてみんなおんなし?とか思った。
(あと長い。この映画も2時間強ある。)
小さな町の何人かの人間たちのオムニバス・エピソード。
あと演出ヘタ?とかも思った。少なくとも音楽の使い方がダサイ。
(大体、彼の「スクール・デイズ」なんか肝心のミュージカル・シーンが全然イケてないんだもん。)
これは黒人でもリズム感の悪い人間はいる、という教訓なのか。もしかして。
あ、でも映画は別にねむくもならず、なんとなく観ちゃったけど。
「サマー・オブ・サム」も長いし、グイっとは来ない割になんとなく観ちゃったなぁ。
なんだろう。スパイク・リーの映画ってTVドラマっぽいのかな。もしかして。
だから長くてもなんとなく観ちゃうし、ねむくもならない。のかも?
そして近くのTSUTAYAには成瀬巳喜男が何本も揃っているのであった。そのうち借りちゃうゾ。