スパイク・リー

「モ'・ベター・ブルース」観た。
デンゼル・ワシントン、ウェズリー・スナイプス、サミュエル・L・ジャクソン
3人の共演だなんて今じゃちょっと、いや、だいぶ無理。
3人のギャラ合わせたら、現在、一体お幾ら？
音楽映画だのに音楽がちっともカッコよく聞こえないのはどうしたわけか。
シビれねぇんだよ。どこを採っても。
最後にギャングスターの「ジャズ・シング」がエンディング・スタッフ・ロール時に流れるが、
映画と関係なくそれのみが音楽としてカッコイイ。
そういや彼の映画「マルコムX」が、劇中で流れるサム・クックの「チェンジ・ゴナ・カム」一曲に
負けてるってな事態もあった。
あの時はつくづくサム・クックの偉大さに打たれるのみで、映画なんかどっか行っちゃってた。
悪くないんだけど、なんか物足りないんだよな。スパイク・リーって。
深いエモーションに欠ける。
だから「マルコムX」みたいな重いテーマの重い感情を描くものだと尚更に全く機能しない。
CFみたいだし、どっか軽い。「ドゥ・ザ・ライト・シング」がよかったのはきっとそのCM効果。