國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

デヴィッド・ボウイ

最近は『Stage』をやはりよく聞いている。たのしい。
みんな知ってる曲ばっかしだし。
Stage
(これがいいのは前半が『LOW』『"Heroes"』を中心に、そして後半が
『Ziggy Stardust』なんだよな。それがなんといってもうれP。盛り上がる。)
で、デヴィッド・ボウイのPVなどを集めたDVD(asin:B00006LF17)などを借りて来て
ちょっと見てみたりした。
殆どをDavid Malletって人が監督してるんだけど、どれもだっさい。
PVはいずれもセンスがいいとは言えませんな。それもまたよし。
ジュリアン・テンプルが監督してるのもあるけど、そういや彼、最近すっかり名前を聞かない。
なにしてるんだろう?(こういう場合、ネットだとちょっと調べると消息とかすぐに
わかっちゃったりするが、それが便利でもあるが、ちょっと味気なくもあるので、
今回は敢えて調べない。)
ボウイのDVD、始めの方、72年にTVスタジオで何曲か演奏しているのがあるんだけど、
それがもうたまらない。歯はまだぜんぜん直してなくて、ガチャボコで、特に下の歯、
お化粧もしてないし、美青年ってよりはロンドンの下町のあんちゃん風情の残るルックスで、
もう、いちいちの仕草がかわいい。見てて胸がキュンキュンする。歌ってる時の舌の動きや
口の動きを見てるだけで悶絶。もうたまらなく愛しい。この頃のボウイには確かにマジックがあったよ。