國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

犬猫

最近『子猫をお願い』のDVDが既に一週間レンタルになってたりするが、
間もなく『犬猫』のDVDも出るみたいだ。さっき調べた。
asin:B0008JH80I(5/27発売予定)
『子猫〜』も『犬猫』もそんな大袈裟に「名作!」とかそんな冠がつくようなタイプの
それじゃなく、小さく好ましい映画だが、そういう映画が好き。
(そうじゃないのも好きだけど。)穏やかにそばに寄添ってくれるような映画。
それで、おれはこの2作品のような女の子の感情の機微を描いたような映画がなお好きだ。
おれの中の女の子部分が反応する。感情移入しやすい。(といって、おれが女性に対して
ジェントルってわけでもない。そうはなりたいが、なにせ器量が小さい。)
(ガーリーはでもきっと母親譲りには違いない。小説好きの田舎の文学少女
〔ただしここに「インテリ」といった要素は皆無なので要注意。〕。
母親の姉、おれの伯母さんも先だって、「それいゆ」とか購読してたって言ってたりした。
実は中原淳一カレンダーを去年末、おみやげに持ってったりもしたが、その折に。)
夢を見させてしまうのは罪深くもある。
現実はぜんぜんそんなんじゃなく、まったくに泥臭く、殺伐としていて、夢を見たその分だけ、
苦しんでしまったりもするから。でもまだ夢を見ているのなら、見ていられるのなら、
きっとそれでもいいのかも知れない。
夢なんかなくたって、人生いろいろ大変なんだから、夢のひとつも見てるのもわるかないさ。