大人
大人というのは「大きな人」と書くが、それにふさわしい人間なんか、まずいるもんじゃない。
精神のちびこい、せこくてちまちま、自分のことで手一杯、そんな人間ばかり。
誰も責任なんか取れはしないし、若い子たち、もっと小さい子たち、これから生まれてくる
子たちのために世の中をもっとマシにしなきゃならないなんて、そもそも考えもしない
ような輩しかいない。「大人」という以上は責務ってやつがある筈だが、べつにその責務は
果たさずとも、誰に咎められるわけでもなし、やる気もないし、やり方もわかんないし、
みんなで協力しなくちゃいけないが、牽制しあうか、権勢欲ばかりか、だから結果
誰もやらない。神様はもしいるのなら有能な経営者として人間という部下たちを的確に
指導鞭撻、アメにムチ、健全育成、役割分担を適宜してかなきゃならんのだが、
どうも神様はいない。いてもたぶん観てるだけ。神様代わりを称する人間なんて、
単に騙りなので、状況は悪くなるばかり。つまりはどうにもならない。で、大人か。
見たことない。「大人(たいじん)」て意味のそれは。馴れ合う世間のお決まりとしての
単なる「大人(おとな)」ってのなら、べつに掃いて捨てるだけは充分にいるけれども。
もちろんおれも力及ばずだ。しかもいわゆる「おとな」にさえなれなかった。といって
ガキでもないのが厄介なところ。
半端ダネ、行くトコないネ、カネないネ。欲しいね、カネ。メイクマネー♪