國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

夏休み

海へ行く、毎年そんな夏でありたいが、そういうことはずっとない。
夏になれば人に誘われ、海へ行くのが恒例な人たちがいつもうらやましい。
そして土曜日からおれもしばらく休みだが、足指の骨折で外出は出来そうもない。
ほんとは吉祥寺へ「リンダリンダリンダ」を観に行きたいのだが、これじゃ無理だ。
悲しい。海どころか、吉祥寺へさえ、ゆけない。
せめてゆけるのは近所のシネコンだが、特に観たいものもやってない。
そこだと「リンダリンダリンダ」は9月からだし。
どうしよう、一週間以上も。
べつにケガなんかなくてもなにもせぬうちに終わるは通例とはいいながら、
新宿へ行く程度のことさえできやしないのではどうにもなんない。
車で近所まわるくらいじゃ、おれの気持ちが収まりゃしない。
もどかしい。悶々としてしまう。
彼女でもいて、おれを訪ねて来てくれたりでもすればいいのだが、
そんな見通しはまったくなく、大体、あと死ぬまでに彼女とか、
また出来たりするものやら怪しい。
(僅かなり、「つきあう」ってことが、過去、あっただけでも喜びとしたいが、
欲は常に満たされていないと、即、欲求不満になってしまう。忙しいなあ、心。)
セックスできるかなあ。また。どーだろ?
したいね、セックス。死ぬまでに、も一回ぐらい。
いや、2回、3回、、、無限大。
ああ。入れたいね、チンコ。マンコに。
海、行きたいな。やっぱし。