國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

水戸黄門

キング・クリムゾンの「太陽と戦慄」(これが一番好き)聞きながら、なんとなし
水戸黄門」なぞ見ていたら、あら驚いた、撮影がいいじゃありませんか。
影のつけ方が微妙に計算されていて、濃淡のハッキリした最近流行のそれとは別趣向、
きれいな見応えになっている。それに画面全体の感じも、単にフィルムっぽく見える処理でもなく、
ビデオではあるけれど、深みのある感じに仕立ててある。あとさっきちょっと驚いたのは、
さっきなんだか慌しい様子の場面で、そこだけ手持ちカメラが使用されていて、
水戸黄門」でそんなことやっちゃうんだとちょっと驚き。
水戸黄門」も始めビデオ録りになった頃は、それまでのフィルム録りと比べると
どうしてもノッペリと明るい、味気のない画面にはなってしまい、あんまり評判もよくなかったが、
技術の進歩著しく、ビデオ録りでもここまで出来るようになったんだなあ。
もちろんそれだけじゃない、現在の「水戸黄門」のスタッフは撮影には意欲的のように見受けられる。
こうして見た限りじゃ。