國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

山村美紗物語

Confessions on a Dance Floor

Confessions on a Dance Floor


このCDくれるらしい。「ドラマコンプレックス」。応募したい。
山村美紗、しかしまさかあれがヅラだったとは。
(ヘアピース?エクステンション?そういうのわかんないけど、とにかくヅラだ。)
たぶんこのドラマで一番の見せ場。彼女がヅラを取るシーン。
ドラマ自体は手堅い再現ドラマで、時折関係者のインタヴューも出て来る。そんな感じ。
山村美紗と西村京太郎の関係は「戦友」ってことになってました。
ま、そんなもんだよな。
でも「MMR」と「噂の真相」に書いてあることはすべて信じているこのおれにとって、
この2人といえば「放置プレイ」。それしかない。
山村美紗って、デヴュー遅かったんだね。40歳とかだ。
まあそれ以前に名前しか知らない。だから遅い早いっていうのも、なんだが、
二十代とかのデヴューじゃなかったのね、くらいの意味で。
吹越満がよかった。彼だけなんていうかふつうの演技っぽい味で、「けものみち」でも、彼、いいよね。
金閣寺まりも、じゃなかった(いつまでおれもこれを引っ張るつもりか)、
広田レオナ吹越満(元)夫妻、もう10年ほど前、野田秀樹の芝居、深津絵里が出ていた
「キル」を観に行ったとき、帰りがけ、小さな子を連れた彼らを見かけた。
あんまりたのしそうな表情じゃあなかった。単にそれだけ。
浅野ゆう子は適役だった。なんかいい感じだったよ。
そんな演技がどうこうっていう類のもんじゃないんだけどさ、だから演技ってより、
なんてか見ていて感じがいいというか雰囲気が。
内藤剛志はいつもながらなくさい芝居だったけど、なんか西村京太郎役ってのにはなんかあってる気がしたよ。
そうだ、浅野ゆう子の一連の山村美紗らしい派手目な衣装も、
内藤剛志の地味目な、西村京太郎っぽい衣装も、2人ともにそれらしくて、
衣装やメイクはよかった。そんなわけで。
まあドラマだからあんなもんで充分だが、それとはべつに山村美紗って人は、
相当におもしろい人のように窺える。教師やってて、その後株で儲けて、40歳で小説家デヴューして、
って、それだけでも相当に興味深いもんなあ。教師時代から着る物が派手で有名だったらしいし。
大体、いまと違って素人が株をやる、ってのは中々ないことだし。