小林信彦
今週号の「週刊文春」で小林信彦が裕木奈江について書いてたが、いまどき裕木奈江について書いたりしてるのは小林信彦だけ、どんだけ好きなんだよ。よっぽどタイプ、ってか、スケベ心をそそるんだろうなあ。
『ポケベルが鳴らなくて OP 国武万里 1993』
- 作者: 四方田犬彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/06
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 67回
- この商品を含むブログ (87件) を見る
小林信彦と四方田犬彦って、おれんなかじゃ一部印象が被る。
(あ。「彦」がおんなじ。たったいま気がついた。それはさておき)
2人とも恨みがましくて、いじいじしてて、いつまでも根に持つタイプ、って感じ。
違うのは小林信彦は自分の性的趣味嗜好について素直にコクるのに、四方田犬彦はまずそのへん、語らない。好きな女優、くらいは言うか知らんが、小林信彦みたいに無防備じゃない。自身の性的な事に関して。
しかし四方田犬彦って、どんどん本出るよなあ。すごい勢い。
ええと、でもって、小林信彦と蓮實重彦(あ。また「彦」)にはいくつか共通項があって、例えば2人とも、ジャッキー・チェンの話をしない。
そういう世代じゃないんだよな。要は。
ハスミンに関して、世代的な映画の趣味、って点で見てる人があんましいないような気がする。
それこそは権威的に「(絶対的に)正しい映画の観方」を心得た人、みたいに思われてるような気がする。ハスミン。
世代なりの趣味嗜好鑑賞履歴があるのにさ。当然のことながら。