國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

タイガー&ドラゴン

肝心なこと忘れてた、今回、「粗忽長屋」の巻、
「死んでも誰も悲しまねえなんて、そんな奴はいねえんだよ。」
このセリフったらクドカンドラマのキモじゃねえか。ああ。
「この街に必要のない人間なんてどこにもいねえんだよ!」(『池袋ウエストゲートパーク』)
どうせみんなしょーもないし、ロクでもないけど、でもでもでも。でも、
この際ついでに『ミリオンダラー・ベイビー』を思い出してみる。
人間は失敗もするし、間違いもする。成功もするし、夢が叶うことだってある。
しかし一方、取り返しのつかないことだって起きるし、起こしてしまう。
けれどそれでもなお人生は続くし、しょーもない奴だってまだ生きようとしてる。
なぜならいつだって「つぎ」があるからだ。
もう終わっちゃった奴も死んじまった奴だっている。でもでもでも。でも、
奇跡ぐらいいつだって信じてやる。

日記

(すまん。以下は伯父バカだ。)
最近我が家にはちびこくてカワイイのが3人ほどいて、おれの部屋でプレステをやっていたりする。
外から戻るとニコニコして、おれの名を呼びながら出迎えてくれたりもする。
彼らは先月末に来て、来月の末までまるまる2ヵ月間我が家に滞在するのだが、
きっともう毎日が楽しくって充実していて、信じられないぐらいに長い時間がゆっくりと
そしてたっぷりと彼らの中では流れているんだろうなあ。
なんつっても集中度合いが違う。TVで『遊戯王』とかやってると、もうこちらが
なにを言おうがまったく聞こえていない。その集中力たるや。
彼らは3人とも男子で、それぞれ7歳5歳3歳という布陣。アメリカ在住。
いまはこうしておれの妹と3人、来日中。
家には他におれと両親、彼らにとってはじいさんばあさんの3人がデフォルトでいるので、
現在我が家は7人家族だ。妹の旦那はアメリカ人で、仕事も向こうなので
(日系企業だけれど)、彼だけ向こうにいる。そんな感じ。
甥たちは3人とも日本語はふつうに喋れる。長子は簡単な読み書きも出来る。
普段家庭内が日本語なのだ。幼稚園や学校に行くようになってようやく英語にも
頻々と接するようにはなる次第。
こっちに来るとまず英語は話さないが、来た当初、遊んでる時に英語遣ってるのに
遭遇もしたし、上2人は既に向こうで小学校、幼稚園通いしているので、英語もイケるようだし、
末の子ももしかするとお兄ちゃん2人の影響で既に英語を幾許(いくばく)かは
理解できるのかも知れない。3人共あんなちびこいのにバイリンガルかよ。
おれなんか42歳、日本語っきゃ未だ話せぬというのんに。ああ。
(妹の旦那は日本語はピーター・バラカン並み、電話とかだとまさかアメリカ人だとは
ちょいと気づかないレヴェル。)
最近はしかし子供の好きなものは万国共通、『遊戯王』は向こうでも相当熱いらしく、
カード持参で来たくらい。『遊戯王』、英語名は『Yu-Gi-Oh!』とかだ。ちなみに。