國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

ミシュラン

世評に比べ、或いは自分の思惑に比べ、そもそもが好きな監督が撮ってたり、といった場合、
その映画がもうひとつ、ふたつ、みっつだったとしても、その現実が受け容れ難く、
欠点を口にするのも憚られ、でもホントの気持ちは言いたいことアレコレの時、
他の人がそのマイナス点を指摘しているのを読んでホッとしたりすることがよくある。
自分から言い出す勇気がない。
(でも実際に口にしてみればなんてことはないんだが。
それにわかりきったことを並べ立てるのもそれはそれでつまんねえし、ってのもある。)
作品の出来不出来に関わらず、作品そのものや、作品を通してのその監督への
愛情や思いってのがあるから、その肯定してる部分までわるいこと口に出した途端に
どっか飛んでってしまうようで、それじゃあヤなんだよな。
星がいくつとかとは別に、もっと暖かい気持ちがあるんだってのも伝えたい、
その点が理解してもらえなかったらスッキリしない、つまらない、一面的な
「評価」ってのだけには収まらないモンがある場合ってのがあるから。
分析的な評価なんて殆ど機械的に出来もするし、でもそればかりじゃ味気なさ過ぎる。
けどハッキリと欠点、得点をあげつらいたい、そうしないと始まらない、
というか、そういった「評価」を承知の上で、敢えてそこらへんはすっ飛ばして
次の話をしてる、ってのを理解してもらえているかどうかが気にもなる。
(頭の進行が止まったのでここまで。なんか中途半端だ。
だからどうした、って話にもなってしまっているなあ。)