國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

『とらばいゆ [DVD]』

(また観た、とはさすがに言いません。今日DVD、返却して来ちゃったし。
でもまた観たいかもなあ。ファッション・チェックもしたいし。)
こう何度も観てると自分の記憶がいかにいい加減かがよくわかりますな。
これまで書いた感想で、このシーンはこうしてこうなって、それでこうなる、
みたいなこと書いたりもしてますが、そのうち30%から40%はウソ混ざってます。
ま、べつに正確である必要もないんだけどさ。おれが感動した、その場面に惹きつけられた、
ってコトが伝わればそれでよいのでな。
でもおれの記憶がアテにならないのはこれでよくわかった。
観かえす度に、憶えてたのとちょっとづつ違うんだもん。
それがまた発見て場合もあるし。それはそれでいいか。
おれ、これ観てる限りでは市川実日子市川実日子としてじゃなく、役そのままの
「里奈ちゃん」として彼女を見ている。それは他の人たちもみなそう。
それはなんていうか『とらばいゆ』の世界がもうほんと大好きってことなんだと思う。
この映画の中の人たちの気持ち、そのやりとりのひとつひとつがみんな好きなんだ。
この映画を観てる間は市川実日子じゃなくて、「里奈ちゃん」のことを気にしている。
「里奈ちゃん」のことを心配したり、「麻美」の気持ちをずっと気にしてる。
映画、それもよく出来たそれだったなら、あたりまえのことなんだけど、
なんていうかもっと身近な感じというか。
(ぜんぜん上手く言えてないなあ。)
やっぱりまたもう一回観たいかなあ。