國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

血脈

血脈 (上) (文春文庫) 血脈 (中) (文春文庫) 血脈 (下) (文春文庫)
NHKでいまやってるサトウハチローのドラマ、もしかして?と思ったら、
やっぱ佐藤愛子の小説『血脈』のドラマ化だった!
みんな読んでないでしょ?『血脈』。CHO-!!!面白いョ!絶対読んだ方がいいよ!
小説読めない最近のおれが出た当時はまりきって、中断なく読み耽ったくらい。
(果たしてそんなことがおもしろさの目安になるかどうかはともかくも。)
このドラマはどうしよー。気がついたら始まってたしなあ。
以前テレビ東京久世光彦の演出でやったやつはつまんなかった。ちなみに。
たぶんこのNHKのヴァージョンの方がおもしろいと予想。
(でもきっと小説の方がダンゼンおもしろいゼ。ドラマ版はちょっと見たところ、割りにふつうの出来だ。
可もなく不可もなくって感じ。つうか平板かなあ。これじゃ。)
(原作のあのドロドロっぷりはちょっと映像化しづらいもんなあ。
それに佐藤愛子の母親、「シナ」の素晴らしさ、カッコよさを表現するには相当に
演出、演技の力量・才能を要するしな。←お。韻踏んだ。ダジャレとは違う。)
(・・・・このドラマ版、やっぱダメだ。安い。浅い。
これ見て原作を判断されたら残念至極。)
(大体サトウハチロー、これじゃいい人みたい。極悪人だよ。どっちかっちゃ。
大御所になってから、50歳?60歳?ともかく結構いい年になってから中学生愛人にしちゃうしさ。
それより以前にはずっと妻妾同居してるし。人のこと利用することしか考えてないし。
人格的には最悪。もうメチャクチャ。
でもそこまで人格が破綻してると、もう豪快過ぎて笑っちゃうって感じ。
他人だからいいけどね。身内だったらキリキリ舞。)