キューポラのある街

若者のすべて [DVD]

吉永小百合演ずる「ジュン」がレイプされかかったりするのは、
もしかするとこの映画の影響なのかも知れない。
この映画は日本でも1960年には公開されているようで、
当時結構なインパクトがあったと思しい。
ヴィスコンティの「若者のすべて」は学生時代に観て、だいぶん好きだった作品。何度か観ている。
特に印象的なのはアラン・ドロン演じるイノセントな若者「ロッコ」。
絶対にイノセントなんかじゃないアラン・ドロンによる「ロッコ」は本当に素晴らしかった。
ほんときれかったよ。彼氏。当時、アラン・ドロン、美しさの絶頂期。
この時期には他にも同じヴィスコンティで「山猫」、アントニオーニで「太陽はひとりぼっち」、
（この映画に於けるエゴイスティックな株屋のアラン・ドロンの方がきっと実像に近い。
てゆうか、きっともっとずっとわるい人。）、そして誰もが知っている「太陽がいっぱい」。
（この当時は題名にやたらと「太陽」が付く。「太陽族」の「太陽」。
「幕末太陽傳」とかな。）

幕末太陽傳 コレクターズ・エディション [DVD]