國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

日記

『仁義』は結局、観れなかったなあ。タイミングを逸した。
その他アラン・ドロン作品は行ったことのないビデオ屋なども開発しつつ、あちこちに
それなりにあるのを確認。徐々に押えていきましょう。そのうちに。
観たいものがありすぎて、しかも置いてある店はそれぞれ地元、車で行ける範囲とはいえ、
あちこちで、どうせ借りるならばそれぞれの店の半額デーとかに借りたいし、
どこになにがあったかはなんとなし頭には入っていても、きちんとメモってるわけでもなし、
混乱する。ま、テキトーにな。
アメリカの夜』以外には、『怪奇大作戦』のビデオがあり、しかも100円だったので
借りて見たりした。しかし、これ、ネット見ると、ビデオ化されて初めて知った、見た、
なんて人が目白押しで、おれの人生ももうじき半世紀、時代は変わる、だなあ。
おれもさすがにリアルタイムとは言い難いが(本放送は1968年。当時わたしは5歳)、
再放送では何度か見てるし、記憶もおぼろげながらある。そういえば「美女と花粉」なんて
一篇では話のメインになる女の人の実家はなんと「トルコ風呂」なのでちょっとビックリ。
トルコ、って。(そのトルコで使う蒸気とか利用して植物栽培、それが話のミソなんだけど。)
夜7時台、一応子供向け番組なのに。脚本が石堂淑朗ですからな。しかし。でも上の方で
オッケー出して、放送もされて、スポンサーとかなんか言わなかったのかなあ。
それに夕食時、家族みんなで見てるような時に子供に「ねえトルコってなあに?」とか
キラキラした無邪気な目で尋ねられるおとうさんやおかあさんの気持ちを思うと
居たたまれない気持ちだわ。あとそれにそこのビデオ屋では三島由紀夫原作の
午後の曳航』があったのでこれまた借りる。
これ、別に積極的に捜したこともないけど、ビデオ屋でいままで見かけたことがなかった。
しかもおれの借りたの、なんと日本語吹替え版!71分しかなくて、つまりはTV放映版だ!レア。
っつうか、よくそんなのソフト化したよなあ。昔はまだビデオっていっても手探り状態で、
こんな企画もありえたんだろうなあ。で、この映画、なんつってもおれにとっては
『エマニエル夫人』や『青い体験』、『積木の箱』と並んで大事なズリネタ映画。
そういう人は多かったと思うけどさ。女性のオナニーシーンがあるんですよ。これ。
興奮したなあ。昔。で、そこんとこだけちょっと見たら、いまでも結構イケるのを確認。
時間はそんな、長くないけどね。
あと三島ついでに『mishima』も借りてみた。100円だったしね。
始めの方だけ、試しにちょっと観てみた。内的独白のみ英語で、あとは日本語でみんな
セリフをしゃべる。そんな見た目、おかしくもないし、監督、ポール・シュレーダーだから、
それなりに面白いかも。『ザ・ヤクザ』くらい。
そういやアラン・ドロン、結構見つかったけど、一番観たい『高校教師』に限ってない。
DVDどころか、古びたビデオですら目にしない。まったくどうして。この際、
DVDを全店で入荷してちょうだい。TSUTAYA。
その次に観たい『ショック療法』もこれまたない。捜し方がわるいのかなあ。
ホラーのコーナーとかに置いてあったりするのかしら。
アラン・ドロンといえばニコとの間の息子、非認知だったのね。そんで揉めてたり。
(参照⇒「アラン・ドロン歴史」 だいぶん下の方の記事。)
ぜんぜん知らんかった。大体、アントニー・ドロンがニコとの間の子供だと
つい先日まで思ってたし。アラン・ドロンのことをおれは余りにも知らな過ぎる。ううむ。