國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

(例えば)少子化

でもさあ、どう考えても江戸時代よりもずっとずっと人口は多いよなあ。
ほんとほんと、みんな、なんで?ってくらいに直近でしかモノを考えないのはなんで?
人類単位で考えるべきじゃん。モノ考える以上は。
自分の心配してんのならともかく。
思想っつうのはそういうもんだろ?
生活の心配なら、おれなんかもっとふつうに心配してるよ。
おれだって年金やらなにやら、ふつうに心配さ。
でもさあ、論じるべきは人類の来し方行く末じゃないのかいな。
それが思想である以上は。
でもそういう端から、どうせ滅亡のその日までずっとこのまんま、
べつに人類なんてそんなもんだし、よく考えたらどうでもいいか、とも、つい考えてしまい、
なんだかどうでもいいような気もしてしまい、だるい気持ちにもなってしまい、
考えるだけムダ、考えるのがたのしいから、止められないから、考えてるだけ、
考えたところで世の中は勝手に動くっきりで、思想なんてどのみちおまじないにしか過ぎない、
だったらなんだろなあ、もうなんだかよくわからん、つうか、毎日がつまらん。
もっとたのしい人生になんねえなかあ、彼女欲しいなあ、ラクしたいなあ、
自分の時間が欲しいなあ、オカネ欲しいよなあ、切ないなあ、むなしいなあ、とかなんとか。はー。