60年代のカタログ
- 出版社/メーカー: 日活
- 発売日: 2002/11/22
- メディア: DVD
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我が家の物置をあさったら「60年代のカタログ」が出て来た。
表紙はこんな↓感じ。
(なにせ30年前の本である。傷んでいるのは致し方ない。)
で、中身はこんな↓感じ。
(これは「映画激情」と題した邦画のコーナーだが、ここで注目、
この石井輝男「地帯(ライン)シリーズ」についての文章を
書いているのは若松プロの、というより無印良品の領袖、秋山道男である。)
さてこの本、初版が昭和50年12月15日、おれの持ってるこれは昭和51年1月20日第24版発行とある。
売れてたんだなあ。すげーじゃん、ひと月で24版。
で、中身はってえと後々宝島社から出る「1970年大百科」とかみたいの。
1970年大百科―サイケから仮面ライダーまで (別冊宝島―さよなら20世紀シリーズ (339))
- 作者: レッカ社
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 1997/10
- メディア: ムック
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1975年、60年代の狂騒も終わり、70年代も半ばになって出た60年代回顧本、
レトロブームの正に先駆けである。
この本、おれ、影響受けたなあ。勉強ンなった。
六本木野獣会とかもこれで覚えたんだよなあ。
映画とかも、「真田風雲録」なんか、これで知って、でも観たのは何十年も後だ。
「てんでカッコよく死にてえな」なんてセリフは件の映画観ることなしにずっと憶えてた。
リトル・リチャードがおかまだってのもこれで知ったんだよなあ、
というか大体曲も聞いたことなかったのに、そんな情報だけ先に仕入れてたりした。
おれが小学校6年とかそんぐらい。
でもさあ、これって今になってわかるけど、たかだか10年+α程度昔のことを
振り返ってるだけなんだよな。そんな大昔ってわけじゃあない。
この中身を執筆してる人たちの感覚からすれば、つい昨日のことだろう。きっと。
でもこれ読んでるおれはたかだか小学生だったので、なんだかすごく大昔、というか
手の届かない時代の話を聞いてるかのような気がしたもんだった。