國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

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来週はリリー・フランキーじゃないか。
まあいまさらなんだけど、そんな目新しいこともあるじゃなし、
TVに出る限りは一応見ておきたい。
リリー、ココリコミラクルの時のぼそっとした一言とか好き。
長澤まさみが終ると松本清張登場。なんかアーカイヴっぽいやつで。
最近は松本清張のモノマネってやっぱ見ないね。さすがにね。
で、長澤まさみちゃん、予想通り、大したこともなく、ぼそぼそと終わり、
いやししかし脚ナゲーナー。ホントに。ほんとのほんと。
うわぁん。松本清張、80年のインタヴュー番組だけど、山根基世さんが出てる。
当然いまより若い。あたりまえだ。25年から前だ。あ。そっか。そんなか。
そいで松本清張、話しぶりもその内容も明解でしかも気持ちが篭ってて、
その熱と論理がまっすぐに伝わって来て、おれはやっぱりこういうのんが一番いいや。好き。
坂口安吾にしたって、その論理と感情の明解さがおれはいつだって好きだったんだもん。
でも松本清張は中学以来、坂口安吾は高校以来、ぜんぜん読んでないなあ。
(そんなわけで例えば「けものみち」、たぶん小学6年とか中学一年とかだよ。読んだのきっと。
いったい何十年前だ。)
(そして坂口安吾は全集を高校時代に全13巻のうち10巻分読んだ。中途半端。
評論・エッセイの類はひととおり読んだ。小説は「吹雪物語」は読んでないし、
時代物と捕物帳は殆ど読んでない。なかで「二流の人」だけは読んだ。傑作だった。あれは。
なんにも憶えてはいないけれども。)