國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

日記

イエロー/国旗はためく下に
トウキョウソナタ」、おれ、KYON2がショッピングセンター出てコンバーチブルの屋根開けて走り出す時役柄とか忘れてただ、あーKYON2が運転してるぅって見てたんだよな。そーいや。
CHE.R.RY 谷村美月
これはでもほんとこればっか聞いてるなー。
オリジナルのYUIのんも一応聞いたけど、でも聞いてるのはもっぱらこの谷村美月ヴァージョン。
でもおれ、彼女のファンじゃないんだゼ。ただ歌がさ、よくってさ。歌唱っちゅうかさ。
もう5200回ぐらい聞いてる。iPodにも入れた。
昨日TVで「フラガール」見たけど、やっぱよかったなー。泣いてた。ずっと。泣きたくて見てたしさ。
いまさらだけど、これ、ほんと上手くってさー。ほんとよく出来てる。最後らへん、ストーヴをみんなから拠出してもらうのと先生(松雪泰子)が列車ん乗って帰ろうとするのんをみんなで追っかけてくってのが同時進行しててさ、そんでもうねー。フラでさー。あーだめだ。いま泣いてる。思い出すと、もうだめ。
イイとこいっぱいあるけど、例えばエキストラね、それがいちいちみんないいんだよなー。
ちょろっと出る人でも、まったくのその他大勢みたいな人たちでも、画面にただ映ってるんじゃなくて、みんなひとりひとりが演技してる。松雪泰子や蒼井優みたいにセリフも役柄もちゃんとある人たちおんなしくらいに。
フラガールの面々だって、それぞれにキャラクターやエピソードがあってセリフがあってなんてことはないのに、誰ひとり欠けることなく活きてる。演技してる。画面を充実させてる。
あと、音。
セリフの聞こえ具合といえばいいのか、まわりの音との共鳴具合、場所によっては軽いエコーが掛かったようにもなったりもしてて、すごく音に気を遣ってるんだと思う。
それに当時の再現が、これまた緻密に丁寧にされていて、着てる物も髪型も家の中の様子も、みんなみんな観ていてすうっと入ってくるし、納得する。
いい場面いっぱいあるしさー。ねー。
蒼井優がともだち追っかけてすいと土手に現われるのとかさー。しずちゃんが訃報を聞いて手鏡をすっと手にとってじっとそこを見るトコとかさー。松雪泰子が風呂屋へ乗り込む場面!あそこはほんと名場面だもんなー。サイコーだよ。そこに至るまでの流れがあってさー。そんでもって激昂した先生が一息に風呂場めざして湯船飛び込んでさー。あー。
ももうだめ。泣いちゃう。
「ファイブ・イージー・ピーセス」だけどさー、印象的だったのはカントリーソングが使われてるのと、あと汚(きったな)いアメ車!70年代だー!やっぱさー、小ぎれいなクルマじゃさー。それも日本車とかじゃ、尚更。そんなこじんまりしたもんじゃヤだもん。やっぱ弁当箱みたいに四角くて不恰好で不必要にでかいアメ車。それもあちこち傷んでてきったないそれ。やっぱそうじゃなきゃねー。
うおぉー!いま気づいた。「イントゥ・ザ・ワイルド」、主人公の青年、両親が卒業記念にいいクルマ買ってあげるわってゆってんのに、前からずっと乗ってる汚いクルマでいい!って拘るんだった!おお!さすがショーン・ペン!ニューシネマといえばオンボロカーですよ。さすがわかってらっしゃる☆