【降臨賞】「降る雨」
東京23区以外の日本国中が結託し独立を宣言したのはつい一昨日(おとつい)、東京、その首都圏っぷりに腹が立ってしょうがなく、地方を舐めんなと、ついでに23区以外を舐めんなと(実は23区以外の旧東京都が今回の件では大きく手引きしたとのこと。そこらへんはCIAに訊けばわかる話)、まーみんなが結束して立ち上がったわけっすょ。
んで。
単に独立したんじゃあれだ、シメシがつかないってんで宣戦布告。どーせなら一発でかいの見舞ってやれとばかりに空爆開始。(一発じゃないけどね。まーことばのアヤ)
東京23区上空に現れた爆撃機、そっからは爆弾が降る降る降る。ミニスカ&黒ハイソの少女群が。言いたくはないが「雨あられ」。あられもない姿で雨あられ(とはいえちゃんと服は着てはいるので「あられもない」では正確にはないが、そんなことは気にしない)。
空から降り落ちる数限りない少女たち、そちこちの屋根に穴を開け、マンションのガラスを食い破り、部屋の中へとバンバン落下。つか、爆撃だからその衝撃は結構なモノ。ガッツンガッツン、屋根突き破り床へと落ちる頃には少女らの体、多くはむちゃくちゃにもなっちゃいるが、そこはそれ、いまはなんでもCG、実際には死んでる少女だっていっぱいいるし、手足がちぎれ、首が飛ぶ、しかしそこらへんは修正ってのが後からでも、いや、いまどきリアルタイムでも充分効くので、床へ落ちる頃にはハラリと優雅に着地。そりゃカワイイもんですよ。だっていきなりミニスカ&黒ハイソの少女が目の前だもの。みつおだって思わずナットク。にんげんだもの。くだもの。フルーツ。スウィーツ、カッコわらいカッコ閉じ。
落ちる先はいちおー野郎狙い。既婚未婚問わず、野郎の元。着地と同時に少女ら寝転がり、膝裏に両手をあてがいそのままグイと脚を持ち上げる、この際ノーパンでまんま丸見えってのもアリじゃあるが、そこはそれ、趣味ってやつもあるので下穿きはちゃんと着けてる。だってそのほうがエロいもん。そんなゴタクはともかくもそんなカッコされたら心も身体も疼きます。けどまだそこで理性の働くヤツもいる。そうじゃなくてもすぐ隣にカミサンやら彼女やらがいたらやっぱね、少しは遠慮する。しかししかししかし。大体が「少女」とはいえ、兵器ってことで少しは設計にもひと工夫、そう、少女ら見た目に反し、頭の中身は熟女。手練手管(てれんてくだ)には長(た)け、その誘惑術の前にすべての若いの若くないのまとめて撃沈。
さてはていざ始まるや少女らの口から出るのは愛のことばじゃなしに
「着けないで☆」
そのことばにほだされて、生のまま中出し。愚息も昇天、フンゴマラ。そうしてコト終えると、ミニスカ&黒ハイソの少女群、スイと消える。消え失せた。
で、その後、東京、どうしたかといえば、東京ひとつで独立国になるに躊躇なく、被害と言っても屋根に開いた穴をふさげば済んだ。敢えて反撃ってのも必要なかろうってんで、降り落ちる少女群の翌日には東京23区とそれ以外の道府県(23区以外の旧東京も含む)の間で和平協定が結ばれ、安堵。しかし("アンド"の次に"but"と来る。これが意外でなくも意外)、戦争から十月十日、東京に一斉に押し寄せた。(かつての)「少女」たちがベイビー抱えて、認知求めて。
(写真はイメージです)
【降臨賞】空から女の子が降ってくるオリジナルの創作小説・漫画を募集します。
条件は「空から女の子が降ってくること」です。要約すると「空から女の子が降ってくる」としか言いようのない話であれば、それ以外の点は自由です。