國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

COMIC BATON

1.Total volume of comic on my Bookshelf(本棚に入ってる漫画単行本の冊数)
大概は20年以上前に買ったようなもんばかりだろうなぁ。
いまは実家なのでそうして昔に買ったやつが残ってたりするんで尚更。
以前ところざわに一人住まいしていた頃のはたんびに捨てたりしてたので、ほぼない。
あんましとっとく習慣がなく、特に書籍の類はいつか古本屋に、とか思いつつ、
結局はメンド臭くなり、燃えるゴミ行き。ビニール紐で括り、朝アパートとゴミ捨て場
(ちょっと遠い)の間を数往復。ハイ、さようなら。
でだ、いまこうして実家に残ってるマンガは100冊だか200冊だか、なんかそんな感じだと思う。
いや、そんなないか。どちらにしろぜんぜんコレクタブルじゃない。数も大してない。
2.Comic thought to be interesting now(今面白い漫画)
マンガはそもそもからそんな読まなかった。高校時代に『LaLa』と『花とゆめ』を割りに
コンスタントに買っていた以外はマンガ雑誌を出る度に買うような習慣はなかった。
家が貧乏だったせいもある。小学校の頃なんかはほんのたまに「サンデー」とか
「マガジン」とか買うくらいで、つづけて毎号は無理だった。
ま、それほどまでの熱がなかったせいもある。
そんでたまに「マガジン」とか買ったら増刊号で、手持ちの小遣いよりちょっと高くて、
店の人にオマケしてもらったことがあった。
あとあれだね、周りにマンガ読む人がいるか、いないか、ってのも大きい。
いまはいない。前も書いたが、職場で読む「ビジネスジャンプ」とか、そういうのんて大きい。
いまは周りにマンガがそういうわけでない。ほんのたまに単行本を買う程度。
ええと。いまおもしろいマンガだった。話は。なんだろう?
特にないッス。(つまらんオチですまん。別にオチもないし、といって芸もないし。
単に無駄口。)あれだよ、雑誌読まなきゃダメだよ。そういう現役感がこういう場合、絶対必要。
(あ。また無駄口。でもこんなのは、いや、はてなってる事自体が盛んな無駄口なので
屋上に屋を重ねても、もう今更驚くなんて、まるきりカマトト。冷やしトマト。)
3.The last comic I bought(一等最近買った漫画)
□ 『刑務所の前 第二巻』 花輪和一
(あ。違った。あじましでおだった。『失踪日記』。ありきたり。
ま、どちらにせよ、選択が現役感に乏しい。
その筋ウケしそうなマンガっきゃ読まないだなんて。
つうか、おれはマンガの人じゃないよな。やっぱし。
文化的な事象一般が好きで、その中にはマンガもあるだろう、ってくらいの、
それもハナからそういうタイプ。小学校の頃からね。)
4.Five comic I read to a lot, or that mean a lot to me
(よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画)

□ 『泣くな!十円』 つのだじろう
小学校の時、クラスで流行った。おもしろかったなあ。ぜんぜん憶えてないけど。
恐怖新聞」とかはこの後だよ。あとつのだじろうといえば毎年夏休みの度に
アニメで彼原作の「ピュンピュン丸」を見てたような気がする。
大好きだった。「ピュンピュン丸」。
□ 『がきデカ』 山上たつひこ
おれが小学校高学年の頃は「少年チャンピオン」最盛期ですよ。
これは言うまでもない作品で、学校に単行本持ってったら、先生に取り上げられてしまいました。
(で、『がきデカ』の単行本はそれひとつっか買ってない。マンガを出るたび揃える
ようなことは中々できなかったし、しなかった。)
山上たつひこはおもしろかったなあ。「怪僧のざらし」ってマンガがあってさあ、
「片腹痛いわ!」とか言う決めゼリフ(?)があって、それがすっげえおかしかった。
っつってもなんのことやら、読んでないとわかんない。しかもおれ自身、それが
どういう場面でどうだったのか皆目憶えちゃいない。なんだよ。
でもいいの!おかしかったの!爆笑しつづけてたの!「片腹痛いわ!」って何度も口にしてたの!
(たぶん。おぼろげな記憶では。)
□ 『赤んぼう少女』 楳図かずお
これさあ、小学校の時、たぶん5年生くらい(?)にクラスですげえ流行ったんだよ。
怖かったなあ。当時。クラス中で怖がってたと思う。タマミちゃん。
大人になってから読み返したら、まあもちろん感想は違うんだけどさ。あたりまえ。
□ 『天才バカボン』 赤塚不二夫
単行本、小学校の頃に何巻かわかんないけど、ひとつだけ買った。
雨の中、隣の駅の本屋まで自転車漕いで買いに行った。
爆笑した。唐辛子だかなんだかを作る工場(?)の話だった。
妹と2人で大ウケしてた。
□ 『北の狼 南の虎』(『野球狂の詩』の中のスペシャルな一篇、だと思う) 水島新司
これはいつだったっけかなあ、たぶん小学生時分、滅多に買わないマンガ雑誌、
それがたまたま(?)「マガジン」買ったら、これが載ってて、結構夢中で読んでたよ。
それでこれくらいっか、水島新司とか読んだことない。『野球狂の詩』自体、ちゃんと
読んでないし。これ以外。女性キャラを里中満智子が担当してて、70年代後半の
少女マンガと大友克洋の影響で少年マンガが変わり、コマ割りが均等でなくなったり、
描線が細くなったり、心理描写にコマが割かれるようになったり、恋愛要素が
大きくなったり(「ラブコメブーム」ってのもあった。)、
そして「劇画」が消滅し、全部「マンガ」になったりする以前、少女マンガ的な
要素を導入した先駆が『北の狼 南の虎』だと思う。
そういう意味でもマンガ史的にも重要な作品の筈。たぶん。マンガ史とかよく知らないし。
でもいいや。そういうことにしておこう。おれの公的見解としては。
※ とりあえずこれで5つだが、書き足りない。
まだぜんぜん『バナナブレッドのプディング』の話もしてないし、
弓月光が(かつて)如何に素晴らしかったか、その他その他、書く事はある筈だが、
制約に拠らず、単に面倒なので、以上。
5.Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5名)
バトンを回す勢いにちょいと欠けるので、この件はパスりたいが、あとこんな人に
回したらおもしろかろう、ってなアイディアの手持ちもないし、誰か勝手に
受け取ってくれたまえ。できうれば。インカム指令とかでな。ほんじゃ。