國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

真矢みき

「スタジオパーク」のゲストが彼女で、たまたまTVつけたらやってて、
ちょうど始まるとこだったんだけど、見れてよかった。
ビビる大木に本気で冷たいのがよかったなあ。
冷たい真矢みきにちょっとドキドキ。
旅行に興味があって云々てはなしの時に彼女、「兼高(かねたか)かおる」って言ってた。
そういう世代なんだもん。
で、彼女はおれの1歳下。かわいいなあ。(手はとても届かないけど)
(あとその話の際に「モーターサイクル・ダイアリーズ」ってタイトルもちょっと出てたので、
こういう機会を捕まえて観る映画を決める、ってのはたまにするがいいもんだ。)
(あ。そうだ。初めて観て感動したのが「復活の日」で、その凍てつく風景には魅せられた
とも云っていたなあ。ああ。同世代。)
風のハルカ」については脚本がおもしろくて、すごく楽しみにして熟読してしまう、
セリフのちょっとした感じとかも気に入っているみたいなことも云っていたし、
自分の役の「木綿子(ゆうこ)」についてもほんとはこんな気持ちじゃないだろうかと
仕事を離れても考えていたり、大森美香の脚本に対して随分と入れ込んでいるみたいだった。
やっぱ大森美香、すげえなあ。抜きん出てるよね、彼女。一般に評判がいいとは云えない
ロング・ラブレター〜漂流教室」だって、ストーリーの進め方といい、登場人物の
キャラクターとその扱いにしろ、そしてセリフ、いずれも無理のある難しい設定の中で
彼女は相当に健闘しているとおれは感じて、結構引き込まれて見てしまったし、感動もした。
日常からずいと大きく離れてああいう人類の命運みたいなテーマでさえ、
彼女はきちんと描ける、そういうことまでも真摯に考えていて、安直なことは云わない、
でも希望はもちろん見出す、みたいなのがよかったんだもん。
風のハルカ」でもちょっと前にも書いたけど、前後もわからないまま見ていて、
子供たちが夜中、湖に龍を観に行き、そして事実その龍に出会える、出会えてしまう、
ってシーンにはグッと来たしさ。