國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

野ブタ。をプロデュース

「青春アミーゴ」、いい曲だなあ。
哀愁のラテン歌謡で、歌詞もいい。
原作の人は随分と若い人らしいけど、脚本の木皿泉は1952年と1957年生まれで、
原作は知らないけれどもそれだけでだいぶん視点にも、その展開にも差が出て来てるかも知れない。
今日のなんか特にそれが顕著だったように思っている。
(その分、「野ブタ。」、堀北真希の話は跳んでもいたけれど、ま、そんなのどうってことない、
彼女ひとりで世界があるわけでもないからだ。)
こうなるとそのうち高校も卒業した彼らの話へとシフトしたとしても、おかしくはない。
(やがては未来の話になるのをなんとなし期待している面もおれにはある。)
というか、クラスの中だけが人生じゃないんだ、って話でもこれはあって、
先生たちや、彼らの父親(なぜか母親へは視線があまりゆかない。ここらへんはもう少し
「スイカ」のことも思い出しつつ、詰めて考えたいところ)などの人生も時折垣間見えたりもする。
世界には大人もいて、大人といっても立派に生きてるわけでもなく、
なんだかいろいろ大変なんだ、高校生もやがては大人になる、そこでもまた人生はつづく、
なんだかそんな。
木皿泉の描く女性像、男性像について。課題。
職業とか年齢とか、性格とかその他その他。