國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

日記Pt.2

きみをのせた珈琲、泡に溶ける
タリーズで好きなのはエスプレッソ・アメリカーノ。冷めてもおいしい。
スタバでは基本的にカフェミストを頼んでる。
宇多丸のコレ(ポッドキャスト)聞いてたらリメイク版「転校生」、また観たくなった。あれは傑作だった。大林宣彦ってなんかスゴイよね。観てて価値観に共感できないし、映画というものの捉え方もなんかおかしいのに圧倒的な迫力。抗いがたい魅力。
http://podcast.tbsradio.jp/utamaru/files/20081206_hustler_2.mp3
転校生 さよならあなた メイキング ムービーエッセイ1〜2

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悲しいときにはどこへ行こう?
幻の湖」がそんなおかしな映画だとは思えない。フツーに力のあるいい映画だよなー。べつに笑えないし、表現の強度に打たれる。ごくフツーに。
幻の湖」がおかしいとか言ってもそもそも映画なんてそんなもんだし、バカらしいと突っ込みだしたら、あれもこれもみんなそうなっちゃうし、小説方面でいえば石川淳のなんて展開もキャラも幼稚だし、どうかしてるし、小説だって大体そんなもんだし、マンガだってメチャな展開、メチャなキャラなんて腐るほどあるわけで、お話ってのは基本そんなもん。だからその部分(おかしなトコ)をおかしがれるのは人がその映画なりなんなりについて語ってる場合で、実際に見ると案外そんなおかしくもなく、単によかったり、単に退屈だったり。
たまにあるが、世間一般絶賛な映画観て、そんなんでもなかったんだけどなー、でもどーしよー、おれが間違ってんのかなー?とか思う場合、困る。なんかおれがわるい人みたいな気がしてしまう。べつに意地悪いつもりなんかこれっぱかしもないのに。最近でいうと「ウォーリー」と「トロピック・サンダー」のことなんだけどさ。困った。
「おもしろさ」ってのは説明しても、説明されても、どっちにしろ、どーしょーもないんだよなー。芸術の秘密。
おれは今回の映画版「特命係長」とか好きだし、評価もしてるんだけど、これまた説明しづらい。どこがいーの?とか訊かれてもどう応えていいかわからない。でもなんか認めたいサムシングがあるんだよなー。ううん、なんだろ、こーゆーのって。完成度とかで言えればラクなんだけど、そーゆーのとは違うんだよなー。これはまた別の意味で困る。
どこへ帰ってもさびしい
キスもないのにねむる時間