國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

選挙

選挙って「勝った/負けた」って言うじゃんか。そっからしてすごくヘンな気がする。
むかしはよく「ダムに沈む村」ってネタのドラマとかよくあった。当時は意味分かんなかった(社会的な意味って意味で)けど、なんだかむかしは定番で、なんかそういうものかと考えもなく見てた。最近はまったくそんな話、聞かない。ダムに沈んだ村の具体を知りたい気がする。でも検索はしたくない。
おれには消えゆく街をなつかしむ気持ちはあるが、そりゃノスタルジーはね、街でもなんでも消えちゃえばイイって思ってる。人間は文明を選び取ったのだ。後戻りなんかできない。いまある街だってそれ以前をつぶしてできたし、いまなお空襲つづく街だってある。人類に平和が訪れる日のないなら、べつに街がどうしようが、どうでもいい。街なんかより、いつかの平穏を希求する。それも全人類の。
おれは恋が欲しい。いや、単にデートがしたい。潤いがないもん。いまの生活。ひとりはとっくに飽きてるのに、いつでもひとりだ。つまらん。甥っ子たちと遊んでる間はたのしかったけど、もう帰っちゃったし。彼ら。
おれは世間を恨んでる。それはちょっと消えない。いや、恋でもしてりゃー消えるがなかなかそうもいかない。世間を恨んでもいる一方、おれは甥っ子たちと遊んだり、彼らや妹を通じて近所の人たちと挨拶より少しマシに話をしたり、なんだかそんな日常の小市民なことをおれはふつうにできるし、愛してもいる。バランスがわるい。
たのしいことを考えていたいし、はなしたい。もうグチはヤなんだけど、それにはもうちょい生活がマシんならないとねー。いまはちょっと余裕がない。