國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

著作権

もう100年ぐらい経った頃を考えてみる。
その頃にはビートルズローリング・ストーンズスティーヴィー・ワンダーもなにもかも
手当たり次第著作権が切れていることになる。ま、なにがしかそのへんからカネを絞り出そうとして
なんやかんや言い掛かりや仕掛けをして、著作権じゃなくともなんかしらで自分の
モノにしようとかする輩がいる可能性はあるにはあるが、そのへんは置いといて、
で、いまはまだ著作権が現役のミュージシャン、彼らも作品がバタバタとフリーになるわけだ。
その頃にどんな音楽がどんな風に作られ、流行ってるかなんて皆目見当はつかないけど、
でもサンプルするには腐るほどの音源がタダでゴロゴロ転がってることになる。
いまは権利があれこれ煩いものだって、もう100年からそれ以上経ったら、
使い放題、ってことになる。(実際はもっと面倒かも知らんが、そういうことは抜きで。)
それに音楽がこんなに盛んになって、世界中みんなして、音楽を作り、演奏し、録音し、
お披露目し、そんなことだなんて、せいぜいこの100年かそこら、
レコードが発明され、ラジオが普及して以降、更に第二次大戦後、プレスリーから後、
音楽というのが爆発的に世間の習慣の中に加わることになったようなもんで、
この40年くらいの間だけ考えたって、いろんな種類の数限りない曲が作られ、名曲も数知れず、
とすると今から100年経ったら、一体どうなっちゃうの?
どれだけの音源が存在することになるんだろう?その頃。
もちろん、そっから先は更にスゴイ数になること請け合い。ううむ。
MP3どころじゃない、技術的な進化だって計り知れないしなあ。
サンプルの技術だって、どうなってることやら。さっぱり想像できん。
iPodとかだって、現在は自分の手持ちの音源を仕込んでシャッフルとかしてるわけだけど、
やがて多くの楽曲が著作権切れになった暁にはそういった音源が丸ごとライブラリーに
入り、各自がそこへアクセスするだけで、いちいち自分で音源突っ込む必要もなく、
それこそは無限大のシャッフルが可能、ってことにだってなりうる。(それじゃラジオ?)