國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

フレドパーク2

前半よかったのになあ。残念だなあ。グランドスラムを期待してたのに。
客席は全員女の子だったけど、彼女たちはみんな岡田&塚本ファンなのかなあ。
かわいい子いないか捜しちゃったよ。
ふつうの子たちだから、ふつうのカッコにふつうのメイクで、
TV画面で、見るからにかわいい、ってオーラが出てるようなことはなかったけど、
でもそばで見たらかわいいなあとか思い、セックスしたらもっと好きになって
かわいいとか思うようにもなるだろうなあ。
約一名、好みの子がいたのはヒミツ。
好みであって、一般的に評価されるかどうかは別。
でも惹かれる子っているよねえ。
おれが女の子で彼らのファンだとしたら、あの中の一人なんだなあとか、
意味もなく想像してた。いや、意味もなくってこともないか。
あのふつうの子たちの一人とつきあってる自分を思ったり、
あそこにいるような若い女の子として生きている自分を思ったり。
ふつうの子たちだから現実感があって、それでなんとなく切ない気持ちになってた。
果たして彼女たちの値踏みをしてるんだか、二十歳のOLをしてる自分を思ってるんだか、
彼女が欲しいなあ、いたらなあ、って切なくなってるんだか。
まあ、それぞれ全部だ。
ふつうの生活。でも若い自分。
彼女たちのような女ともだちやガールフレンドや知合い、職場の同僚、その他その他、
彼女らを身近にいる人たち、身近にいて欲しい人たちとして考えてみる、
それはまた塚本くんみたいなバイトの男の子や、岡田くんみたいな
同僚ってのも想像していたりもして。
なんでかって、理想っていうんでもないや、
ふつうの生活、でも親しい気持ちのある人たちとの交流を思っているのかなあ。
なんだか切ないなあ。
手が届きそうで手が届かない。
ありそうでなさそうで、でもかつてあったこともあって。
過ぎた日は、過ぎた人たちは、みんなみんな甘酸っぱい。
なんだかそういうことなのかなあ。