國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

荒井晴彦

争議あり―脚本家・荒井晴彦全映画論集

争議あり―脚本家・荒井晴彦全映画論集


昨日「週刊新潮」で福田和也のコラム立読みしてたら、話題が荒井晴彦
その中でかつて辻井喬の「虹の岬」の映画化に際して、荒井晴彦が原著者以上に
熱心にあれこれ調べて、それを元に脚本書いたら、これが相当によい出来で、
そしたら辻井喬が「堤清二」に突然変身して、その映画をボツにしちゃった、
って話がおもしろかったので、荒井本、やっぱ読んでみたくなった次第。
(てか、この場合おもしろいのは辻井喬堤清二の方か。)
(でも荒井晴彦的には人に話すだにおいしい〔80年代用語〕ネタだよなあ。)
虹の岬 (中公文庫)

虹の岬 (中公文庫)