國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

商売

20年前、米屋も酒屋も本屋もなんかずっとそのままあり続けるものだとしか思わなかった。
町には必ず何軒かあって、堅実に商売して、子々孫々いついつまでも未来永劫、
そういう店ってのはあるもんだとばかり思ってた。でも違った。
商売とは、世の中とはなんかそんなもんだ。
(本屋、米屋、酒屋によって駆逐された何かがまたきっとあるに違いない。)
ぼくが子供から大人になる間ももたない。忙しいことこの上ない。けどまあしょうがない。なんかそんなもんだ。