國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

T.Rex

マラッカ(紙ジャケット仕様)』さあ、「ネフードの風」とかも好きなんだけど、
マーク・ボランに捧げた「極楽鳥」、これが泣ける。
マーク・ボランてさあ。ああ、こんな感じだよなあ。
チープでバカみたいだけど、でも本気なんだ。いつだって。
♪ Are you my main man ? / Are you now ? / Are you now ? / Are you now ?
でも今聞いてるのは

Love Is

Love Is


これ、以前日本盤のCDが出た時のライナー書いてるのがPANTAなんだよな。そんで。
『Love Is』はスーパー・カッコイイ、アルバムなんだゼ。みんな聞くといいよ。
で、これまた松村(雄策)さんの影響。
アニマルズは当然、キンクスもジャックスもバッドフィンガーも
みんな松村さんに教わって、聞くようになったんだもん。
キンクスは学生時代、当時幻だったRCA時代のアルバムを求めて、レコード屋行く度、
いつもキンクスのコーナー引っくり返してたなあ。
60年代、日本じゃヒット曲の多いアニマルズの人気が高くて、その反対にザ・フーは殆ど
ハナも引っ掛けられていなかった。それは70年代、80年代になってもそうじゃなかったかなあ。
ヒット曲が「マイ・ジェネレーション」くらいで、それも大ヒットってよりは中ヒットって
認識だろうし、そのあとはちょっと跳んで「サマータイム・ブルース」か。そんぐらい。
アルバムで言うと『ロック・オペラ「トミー」+17〈デラックス・エディション〉』の人って感じ。なんかともかく地味だった。
たぶん80年代後半以降、あるいは90年代に入ってからくらいかも、CDでアルバムが
一通り出るようになってからじゃないかしら。ザ・フーがこうも定番みたいになったのは。
日本で。ザ・フーはとにかく日本人ウケしない、って雰囲気だったよ。昔は。